(一)この世界ごと愛したい




え、なんの話してるか分かんない。


何がもういいの?





「…るう?」


「お前が悪いんだからな。」


「はい?」


「もう俺ハルの従者やめる。」





…うん?




「あれ私結構ヤバい?なんか耳が変かも?」


「そもそもお前とハルが一緒にいねえ状況を想定してなかったんだ。」


「……。」


「別々に動きやがって。迷惑だ。」




め、迷惑っ!?




「ちょっとごめん。私既についていけてない。」


「ついてくんな。」


「何これなんの話?」







「俺がお前に合わせて歩くから、お前はそのままでいい。」





…だめだ。


本当に分からない。




ハルの従者をやめて。迷惑をかけたようで。そして私に合わせて歩く。



もう何それ。結局どういうこと???






「ハルと話つけてくるから、お前ちょっと寝てろ。」


「まっ、待って!」


「あ?」


「るう一旦落ち着こう。私頭痛くなってきた。」




頭がぐっちゃぐちゃの私が頭を押さえると。



そんな私をるうがひょいっと抱き上げて。ズカズカ部屋に侵入し、私をベッドに降ろす。




「大丈夫か?」


「全然大丈夫じゃない。るうあのね…。」


「もうお前の言い分は聞かねえ。」


「は…はあ?」




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