(一)この世界ごと愛したい
「修行を…してた。」
今日は暴露ばっかりさせられる日だ。
「火龍との力の引き合いで、ちょっと気合いが足りなくてやばいなーと思ったから自分で刺したの。そしたら血が止まらなくて、バレたら心配かけると思ったから焼いて止血しただけ。」
ゲロっと白状しました。
「火龍の修行って、お前…。」
「今まで出来なかったから良い機会だと思って。でも中々に苦戦してる。」
「お前に限ってもう戦に出るつもりはないだろ。」
「戦は二度としないだろうね。」
ハルが、私の今後の動きの一片に触れる。
「…お前、殺戮兵器にでもなるつもりか?」
「なるよ。」
これはまだ、少し先の話になるだろうけど。
「私が今求めてるのは、一瞬で一国を落とすことが出来る力。そのために、私はもっと強くなりたい。」
私の声に、言葉を失うハルとるう。
「…ルイ、ここは任せる。」
「おい、ハル…。」
ハルが私の部屋を出て行った。
ハルには見えたんだろう。
アレンデールというたった一つの国を。
国を出てからも守りたいと、強い思いを秘めた私の目論見が。
「ジジイ、レンに何か書くなら上手く書いてよ。レンは顔は綺麗だけど意外と性格は粘着質だし。私次会った時にお説教スタートは嫌だからねー。」
「馬鹿を言え。ありのまましか書かん。」
「えーそこを何とか!いい感じによろしく頼むよー!」