(一)この世界ごと愛したい
そして会議当日。
大広間には、この国の重役たちが勢揃い。
中には戦死して不在の者も見受けられるが、それでもこんなに集まってくれたことに頭が上がらない。
「姫様、この度はこのような場を設けていただきありがとうございます。」
「…知ってると思うけど、私にはもうあまり時間がない。三ヶ月後には私はこの場にはいない。」
「今からでもセザールへ進軍することはできます!!!」
彼らの傷はまだ癒えていない。
彼らだけでなく、私だって、本来そうしたいのは山々なんだ。
しかし、この広間で今回傷心しつつも参加してくれたママを見て改めて思った。
「今正面からセザールと戦って、勝てる見込みは薄い。一つは単純に戦力に差がありすぎる。さらにもう一つ言うと、怒りで我を失った敵ほど戦いやすいものはないよ。」
「姫様…。では、我々のこの溢れる怒りはどうすれば良いのですか…。」
目には目を。
歯には歯を。
私だって同じ気持ちだ。