(一)この世界ごと愛したい
「…努力はする。」
「よろしくね。」
重々しい空気にはなってしまったが、一先ず私が伝えておきたいことは伝えられた。
「あ、さっきのキスは結局なんだったの?」
「ああ?」
作戦を伝えることが最優先だと思ったから、さっきは流したけど。
そう言えば聞いてなかった。
「なにか理由があったのかなーと。」
「理由…ね。」
るうは考え込んで、一つの答えを出した。
「…誓いのキス的な?」
「誓い?」
なにかを誓う時はキスするものなの?
るうは私になにを誓ったの?
そんなことをぐるぐる考えても、答えなんか見つからなかった。
「…じゃあ、私も。」
そっと、るうへ誓いのキスを返した。
この誓いは必ず復讐を遂げる誓い。
そして絶対にるうを死なせない誓い。