彼の溺愛の波に乗せられて
「そしたらさ、私の働いてるジムの代表者だったの」

「え!?」

「私、ジムのインストラクターでバイクトレーニングとかしてるって言ってたの。この辺でそのメニューあるのってうちだけだよね?」

「たぶん…」

「だよね。なのに直ぐに教えてくれなかった。今日、たまたま書類見て気づいたの。しかもAzzurroもだったんだよ?」

「Azzurroも!?」

「そう! Azzurroなんて私、彼と二人で食べに行った事もあるんだよ? なのに教えてくれなかった…」

「雅…」

「私ってそんなに信用なかったのかな…」

「そんなっ…」

「なんかいい感じかなって思ってたのも全部勘違いだったのかな…」

また涙が…
ちくしょう!

あんたの事で私は泣いてんだぞ!
拭きにこいや!

私をこんな風にさせて…

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