彼の溺愛の波に乗せられて
〜天寿side〜

眠る雅を腕の中に閉じ込め、余韻に浸る。

かつてこんなにこの行為に愛を感じたことがあっただろうか。

こんなにも幸せを感じた事があっただろうか。

繋がった瞬間、全身に電撃が走った。

これまで誰にも身を委ねなかった雅が俺にはこうも甘えてくれる。

それがこんなに嬉しいなんて思いもしなかった。

何度も理性を飛ばしそうになりながらも必死に耐えた。

この行為が、雅にとって幸せな時間であると思って欲しくて。

きっと痛かったはずだ。

それでも、涙を流しながらもありがとうと言った雅が愛おしくて最短記録を更新しそうになった。

まじで。

危なかった。
情けない所を見せるところだったわ。

そんくらい気持ちの入った行為はこうも高揚感と幸福感に満たされ、極上の時間となるもんなんだと初めて知った。
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