彼の溺愛の波に乗せられて
それに果敢に挑むのはイカれた奴しかいない。
そんなイベントに呼ばれて出てしまうんだから、俺もなかなかヤバい奴なのかもな。
ははは。
今回はビッグウェーブのイベントだったが、本来俺はこっちの専門ではない。
マジな奴らはもっと体重もあって波に飛ばされないような体型を作り上げてくる。
俺は運が良かった。
タイミング良く立ち上がれた。
一瞬一秒たりともタイミングを逃していれば容赦なく叩きつけられただろう。
それでもあの壮大なスケールのウェーブに最後の最後で飲み込まれるかと思ったが、光の先に雅を思い浮かべ身を任せれば波が俺を勝手に運んでくれた。
その瞬間からもう俺は雅に会いたくて仕方なくなり空の上で見守ってくれてる親父に挨拶をして、予定を早めてすぐに日本に帰ることを決めた。