彼の溺愛の波に乗せられて
それから正面を向いて、両脚を持ち上げ腰を浮かせてスパートをかけていく。

「はぁっ…天寿っ」

「クッ…もっと呼んで」

「天寿っ…あっ…て、んじゅっ…」

何度も天を仰ぎ、絶頂に達する雅を見送ってようやく俺ももったいないと思いながらも我慢の限界がきて絶頂を迎えた。

「好きだよ雅」

「私も好き。こんなの初めて」

そう言って恥じらうようにはにかんだ。
可愛い。

「お前ヤバすぎ」

「いや…私も何が何だか…」

お互い顔を合わせて微笑み合いどちらからともなくキスをした。

「幸せすぎる」

「天寿も? 私も」

そう言って雅は俺の顔に頬擦りしてくる。
マジで猫みてぇだ。

可愛い。

「離せそうにないな」

「嬉しい…」

こうしてベッドの上で素直に甘える雅が余計に可愛い。

普段、威勢がいいからなおさら可愛く見える。

俺はこういうのを求めてたんだわ。
ギャップがたまらん。

どうやら野良猫の機嫌もいいみたいだし、一安心だ。

本当にグルグル喉を鳴らして腹を撫でるのを許してくれるみたいに、無防備に微笑む雅が愛しくて、たくさん甘やかしたくなる。

そんな事を思いながらようやく二人で眠りについた。
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