彼の溺愛の波に乗せられて
遠くから様子を見ていれば、たっくん達がタイミングを見てどうやら天寿に話しかけたようだ。

ははは。

天寿がボードに正座してお辞儀してる。

ヤバっ、ウケる!

何やってんのあんな場所で。

そして天寿がこっちを見たので私は手を振れば、スッと片手を上げてくれた。

たっくんもさっちゃんも手を振ってきた。

私もやっぱり入ろうかな。
でも何も持ってきてないしな。

なんて思っていれば今度は愛莉がやってきた。

「雅? 今日休み? この時間に来るの珍しくない!?」

「あ! 愛莉! スーツとボード余ってんのある?」

「ボードはあるけど、ビキニしかないな」

「貸して!」

「ははは! 何しに来たのよ」

「いや、あれ…」

そう言って、天寿たちを指差した。

「ん!? 天寿さん!? え!? たっくんたちもいるじゃん!」

「昨日、付き合った!」

私はVサインをして見せる。
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