彼の溺愛の波に乗せられて
〜雅side〜

天寿と一緒に暮らすようになって私の寂しさはすっかり解消された。

まさか一緒に暮らそうと言われるとは思ってなかったので驚いたけど、本当に嬉しかった。

そして天寿も私と同様、寂しさを我慢していたとは。

仕事が休みとなれば泊まりに来ていたのもあってわりとすぐにマンションでの暮らしにも慣れた。

私が仕事で天寿が休みの日なんかは送り迎えをしてくれて至れり尽くせり。

天寿はどうやら私が素直に甘えると喜ぶらしい。

「ただいま」

あ! 帰ってきた!

今日は私が休みで天寿は仕事だ。

「おかえりなさーい!」

いつもスマートな高級スーツに身を包みビシッと髪をセットしていてカッコいい。

私はドドドドと走って玄関まで迎えに行って飛びつくように抱きつくと優しく受け止め笑顔を見せる天寿。

そしてギューっと私を抱きしめるとそのまま抱っこするように抱き抱えられて口付けを交わす。

「ふふふ。天寿の唇冷たい」

「外冷えてたからな。温めて」

そう言ってキスのおかわりが落とされた。
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