彼の溺愛の波に乗せられて
すると天寿はいつもの海へと向かって砂浜に入って行く。

そして車を停車させた。

「雅。説明してくれる?」

説明って…

「天寿こそどういうつもりよ」

「雅は俺の事嫌い?」

嫌いなわけ…
あの手紙見たでしょ?

「だって…天寿…。アメリカに…」

「アメリカに?」

天寿の声は優しい。
つい泣きそうになってしまう。

「アメリカに…その…彼女がいるんでしょ? その人に会いに行ってきたんじゃないの?」

「へ?」

天寿は大きく目を開けてポカンとしている。

「え?」

お互い目を合わせて真意を探る。

ん?
あれ?

てか今日バレンタインじゃん。
なんで天寿はここにいるんだ?

ん?
あれれ?

「なんでここにいんの?」

「は?」
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