彼の溺愛の波に乗せられて
「まぁ…いろいろあんだよ。他にも仕事あるし」
「勿体ない!」
「ははは。名前くらいは日本にも届いてたか?」
「そりゃもう! 知らない人いないでしょ!」
「そりゃ光栄だな。これからもここで俺遊んでもいいか?」
「え!? そんな断りなんていらないいらない!」
私はボードに跨って両手でブンブン手を振る。
「いや、地元の方々の邪魔はしたくないしな」
「邪魔だなんて! 誰も思ってないよ! そもそも人いないし!」
「はは。どうも。ここのスポットいいよな穴場で。焼肉屋の店主に教えてもらったんだ」
ん?
「ロン毛だった?」
「あ、知ってる?」
「それ、私の父だわ。絶対。兄貴たちの店の本店でしょそれ」
「そう! ははは。凄い偶然だな」
そしていつの間にか砂浜まで連れてこられて、天寿はそのまま濡れた服を脱いだ。