彼の溺愛の波に乗せられて
するとこっちをまた見下ろした天寿はなんだか甘い顔がますます甘く見えた。
「俺も楽しいよ」
そう言ってポケットから手を出して私の頭を撫でた。
「ふふふ」
撫でられた。
やったね。
「参ったな」
天寿はそのまま髪に指をスルッと通した。
「まだ一緒いれる?」
私の髪をクルッとしながらそんな事を聞いてくる。
「いれるよ」
「海にでも行くか?」
「真っ暗だよ今行っても」
「波の音落ち着くじゃん」
「花火する?」
「お、いいなそれ」
そしてコンビニで花火を買って、いつものスポットに向かった。
「くらっ」
「だから言ったじゃん!」
「でも月明るいな」
海に月が反射してキラキラと海面を揺らしながら輝いているのが綺麗。