眠りの令嬢と筆頭魔術師の一途な執着愛
「いえ、いいんです。私がヴェルデ様と出会う前にヴェルデ様にその、お付き合いしていた方がいてもおかしくないとは思っていたので」
「でも、気になるんだろう」
「……その、なんと言いますか、ヴェルデ様もノエル様とキスしたり、体を、重ねたりしたのかなと思って……それにノエル様の他にもきっとお付き合いされた方がいたんだろうなって。でもそれは当然のことですし、気にしても仕方のないことだとわかっているんです。わかってはいるのですけど、胸の中が痛いといいますか。……ごめんなさい。こんな気持ちになるのは初めてで、どうしていいかわからないのです」
申し訳なさそうに微笑むローラを見て、ヴェルデは胸が張り裂けそうになる。そのまま、ヴェルデはローラをきつく抱きしめた。
「いいんだよ、むしろそう思ってもらえて嬉しい。俺は、ローラとエルヴィン殿下が手も繋いだことがなかったと聞いて本当に嬉しかった。ローラがオーレアン卿に攫われた時、あの男にローラが触れらただけでも許せなかった。今でも許せない、本当に」
低い声で唸るようにヴェルデは言う。ローラから体を離すと、ヴェルデはローラの顔を愛おしそうに覗き込んだ。
「前に、ローラみたいな女性に出会いたいとずっと思っていたと言ったことがあっただろう。何度か女性とお付き合いしてみようと試みたことはあるんだ。でも、キスはおろか体の関係も持てなかった。俺が、俺の体が反応しなかったんだよ」
ヴェルデの言葉にローラは首を傾げる。ヴェルデは隙あらばローラに触れたがり、キスをしたがる。夜の営みだってどこにそんな体力があるのかというほどだ。そんなヴェルデの体が反応しないというのは信じ難い。
「俺はローラにしか触れたくないし、キスもしたくない。ローラにしか反応しない。ローラに出会う前なのに、ローラにしか興味が持てなかったんだ。どうせ俺に寄ってくる女は俺の外見か地位目当てだったから、それなら女性と付き合う必要もない、そう思った」
そんな日々を過ごす中で、仕事でノエルと出会う。
「ノエルとは魔法研究で意気投合して、仕事仲間としては本当にいいやつだと思う。でも、彼女はそれだけの気持ちでおさまらなかったんだろう。何度か告白されて、周囲にも勝手に恋人同士だと誤解されたけど、俺はずっと断っていた。女性として見たことは一度もないって」
ヴェルデの表情に嘘は見当たらない。むしろ、ローラに信じてもらいたくて仕方がないという顔をしている。
(ノエル様とヴェルデ様は恋人ではなかった……。私にしか触れたくない、反応しないだなんて)
ヴェルデの言葉を思い出し、ローラはだんだんと顔を赤らめる。そんなローラを見て、ヴェルデは嬉しそうに微笑む。
「俺の言っていること、信じてもらえた?俺がずっと夢中なのは過去も今も未来もローラただ一人だよ。ローラだけが、俺をこんな気持ちにさせるんだ」
「う、嬉しいです……」
両手を頬に添えて小声でそう言うローラを見て、ヴェルデはもう我慢ならない。ローラの両手首を掴んで引き寄せ、ローラにキスをする。何度も何度も口づけ、二人はそのままベッドに倒れ込んだ。
「ローラ、愛してる。どんなことがあっても、これからも君を守り、幸せにすると誓うよ。ずっと一緒だ」
ヴェルデの言葉に、ローラは心の底から嬉しいと言わんばかりの笑顔を向ける。それを見てヴェルデも微笑み、ヴェルデはローラに覆いかぶさった。
百年もの間眠り続けていた令嬢は、目覚めさせてくれた筆頭魔術師に愛され、いついかなる時でも筆頭魔術師とその友人から徹底的に守られる。数年後、二人の間に可愛らしい子供が生まれ、その子供は二人と二人を取り巻く暖かく優しい人たちに可愛がられ、守られながらすくすくと育ってくのだった。
「でも、気になるんだろう」
「……その、なんと言いますか、ヴェルデ様もノエル様とキスしたり、体を、重ねたりしたのかなと思って……それにノエル様の他にもきっとお付き合いされた方がいたんだろうなって。でもそれは当然のことですし、気にしても仕方のないことだとわかっているんです。わかってはいるのですけど、胸の中が痛いといいますか。……ごめんなさい。こんな気持ちになるのは初めてで、どうしていいかわからないのです」
申し訳なさそうに微笑むローラを見て、ヴェルデは胸が張り裂けそうになる。そのまま、ヴェルデはローラをきつく抱きしめた。
「いいんだよ、むしろそう思ってもらえて嬉しい。俺は、ローラとエルヴィン殿下が手も繋いだことがなかったと聞いて本当に嬉しかった。ローラがオーレアン卿に攫われた時、あの男にローラが触れらただけでも許せなかった。今でも許せない、本当に」
低い声で唸るようにヴェルデは言う。ローラから体を離すと、ヴェルデはローラの顔を愛おしそうに覗き込んだ。
「前に、ローラみたいな女性に出会いたいとずっと思っていたと言ったことがあっただろう。何度か女性とお付き合いしてみようと試みたことはあるんだ。でも、キスはおろか体の関係も持てなかった。俺が、俺の体が反応しなかったんだよ」
ヴェルデの言葉にローラは首を傾げる。ヴェルデは隙あらばローラに触れたがり、キスをしたがる。夜の営みだってどこにそんな体力があるのかというほどだ。そんなヴェルデの体が反応しないというのは信じ難い。
「俺はローラにしか触れたくないし、キスもしたくない。ローラにしか反応しない。ローラに出会う前なのに、ローラにしか興味が持てなかったんだ。どうせ俺に寄ってくる女は俺の外見か地位目当てだったから、それなら女性と付き合う必要もない、そう思った」
そんな日々を過ごす中で、仕事でノエルと出会う。
「ノエルとは魔法研究で意気投合して、仕事仲間としては本当にいいやつだと思う。でも、彼女はそれだけの気持ちでおさまらなかったんだろう。何度か告白されて、周囲にも勝手に恋人同士だと誤解されたけど、俺はずっと断っていた。女性として見たことは一度もないって」
ヴェルデの表情に嘘は見当たらない。むしろ、ローラに信じてもらいたくて仕方がないという顔をしている。
(ノエル様とヴェルデ様は恋人ではなかった……。私にしか触れたくない、反応しないだなんて)
ヴェルデの言葉を思い出し、ローラはだんだんと顔を赤らめる。そんなローラを見て、ヴェルデは嬉しそうに微笑む。
「俺の言っていること、信じてもらえた?俺がずっと夢中なのは過去も今も未来もローラただ一人だよ。ローラだけが、俺をこんな気持ちにさせるんだ」
「う、嬉しいです……」
両手を頬に添えて小声でそう言うローラを見て、ヴェルデはもう我慢ならない。ローラの両手首を掴んで引き寄せ、ローラにキスをする。何度も何度も口づけ、二人はそのままベッドに倒れ込んだ。
「ローラ、愛してる。どんなことがあっても、これからも君を守り、幸せにすると誓うよ。ずっと一緒だ」
ヴェルデの言葉に、ローラは心の底から嬉しいと言わんばかりの笑顔を向ける。それを見てヴェルデも微笑み、ヴェルデはローラに覆いかぶさった。
百年もの間眠り続けていた令嬢は、目覚めさせてくれた筆頭魔術師に愛され、いついかなる時でも筆頭魔術師とその友人から徹底的に守られる。数年後、二人の間に可愛らしい子供が生まれ、その子供は二人と二人を取り巻く暖かく優しい人たちに可愛がられ、守られながらすくすくと育ってくのだった。


