海よりも深くて波よりも透明
ちょっ、あたし行くって言ってない!
そのとき、あたしの腕をぐいっと引っ張る人がいた。
「夏葉!」
見上げると夏葉の顔。
夏葉の胸の中にぴったりと納まるあたし。
「(うちの穂風にちょっかい出さないでもらえます?)」
イライラしたようにそう言う夏葉。
“うちの穂風”だって! やばい!
普段余裕そうな夏葉にそんな独占欲出されて喜んじゃうあたしは最低かな?
カイが夏葉を見てにこっと笑った。
「Hi(やあ). (君が穂風の彼氏?)」
「(そうだけど)」
ん? なんか雰囲気が…。
「(今からランチ行こうと思って。えーと、ナツハだっけ? 一緒に行こうよ)」
「(いいっすよ)」
よくわからないけど、ピリピリした空気を感じるあたし…。
「夏葉、来たばっかりで疲れてない? 部屋戻らなくて平気?」
カイにくるっと背を向け、夏葉の手を握って夏葉を見上げながら言う。
「問題ねえよ」
夏葉がそう言ってあたしの頭をぐしゃっとして、あたしの髪の毛をなでつける。
「カイのこと気にしてる?」
「なにが?」
「なんか雰囲気が変なんだもん。カイは大丈夫だよ、お兄ちゃんみたいなもんだから」
あたしがそう言うと、夏葉がカイの方にちらっと視線を向けた。
「『お兄ちゃん』ねえ…」
「うん?」
「俺にはそれも気に入らねえけど…まあいいや」
そう言って夏葉があたしの肩をくるっと回してカイの方へ向けた。
「(で、どこ行く?)」
夏葉がカイに聞く。
「(近くのファストフードにしよう。ね、穂風、この前のところでいい?)」
「Sure(いいよ)」
3人でファストフード店に移動した。
なんか気まずい~…。
あたし的には夏葉とカイには仲良くしてほしいんだけど…。
夏葉に嫉妬されるのは嬉しいけど~…。
そのとき、あたしの腕をぐいっと引っ張る人がいた。
「夏葉!」
見上げると夏葉の顔。
夏葉の胸の中にぴったりと納まるあたし。
「(うちの穂風にちょっかい出さないでもらえます?)」
イライラしたようにそう言う夏葉。
“うちの穂風”だって! やばい!
普段余裕そうな夏葉にそんな独占欲出されて喜んじゃうあたしは最低かな?
カイが夏葉を見てにこっと笑った。
「Hi(やあ). (君が穂風の彼氏?)」
「(そうだけど)」
ん? なんか雰囲気が…。
「(今からランチ行こうと思って。えーと、ナツハだっけ? 一緒に行こうよ)」
「(いいっすよ)」
よくわからないけど、ピリピリした空気を感じるあたし…。
「夏葉、来たばっかりで疲れてない? 部屋戻らなくて平気?」
カイにくるっと背を向け、夏葉の手を握って夏葉を見上げながら言う。
「問題ねえよ」
夏葉がそう言ってあたしの頭をぐしゃっとして、あたしの髪の毛をなでつける。
「カイのこと気にしてる?」
「なにが?」
「なんか雰囲気が変なんだもん。カイは大丈夫だよ、お兄ちゃんみたいなもんだから」
あたしがそう言うと、夏葉がカイの方にちらっと視線を向けた。
「『お兄ちゃん』ねえ…」
「うん?」
「俺にはそれも気に入らねえけど…まあいいや」
そう言って夏葉があたしの肩をくるっと回してカイの方へ向けた。
「(で、どこ行く?)」
夏葉がカイに聞く。
「(近くのファストフードにしよう。ね、穂風、この前のところでいい?)」
「Sure(いいよ)」
3人でファストフード店に移動した。
なんか気まずい~…。
あたし的には夏葉とカイには仲良くしてほしいんだけど…。
夏葉に嫉妬されるのは嬉しいけど~…。