うみに溺れる。
***
新幹線に乗って数時間、朝早かったせいかいつの間にか私達は眠っていて気付けば名古屋駅まで来ていた。
班ごとに固まって座っている私達。
前の座席には同じ班である空人が座っている。
『京都は海が好きな抹茶スイーツが沢山あるから楽しみだね』
『食べ過ぎたらデブるぞ』
少し倒された座席の隙間から眠っている空人の頭が見えた。
思い出すのはやっぱり雫玖が居たあの頃。
違うクラスになっても一緒に回ろうねと約束した。
京都駅に着いた私達はその一角に集められて先生からの指示を待つ。
皆ウキウキして周りをキョロキョロと見る中、不意に空人と目が合った。
…のに、あからさまに逸らされた。
「ねぇ、海」
「ん?」
「やっぱり柳楽と喧嘩したんでしょ?」
「…んー、どうだろう」
笑いながら朱莉の顔を見ると眉をひそめていた。
特に喧嘩という訳ではない気がする。
今までみたいに言い合った訳じゃないし、なんなら空人は一方的に『俺のせいだ』と引いた。
「気にかけてくれてありがとね」
「別に、いつも一緒に居たのに急に離れられたらこっちだって気になるから、」
「朱莉はやっぱり優しいなぁ」
私はまだ、空人が言った『俺のせいだ』という言葉が理解出来ていない。
新幹線に乗って数時間、朝早かったせいかいつの間にか私達は眠っていて気付けば名古屋駅まで来ていた。
班ごとに固まって座っている私達。
前の座席には同じ班である空人が座っている。
『京都は海が好きな抹茶スイーツが沢山あるから楽しみだね』
『食べ過ぎたらデブるぞ』
少し倒された座席の隙間から眠っている空人の頭が見えた。
思い出すのはやっぱり雫玖が居たあの頃。
違うクラスになっても一緒に回ろうねと約束した。
京都駅に着いた私達はその一角に集められて先生からの指示を待つ。
皆ウキウキして周りをキョロキョロと見る中、不意に空人と目が合った。
…のに、あからさまに逸らされた。
「ねぇ、海」
「ん?」
「やっぱり柳楽と喧嘩したんでしょ?」
「…んー、どうだろう」
笑いながら朱莉の顔を見ると眉をひそめていた。
特に喧嘩という訳ではない気がする。
今までみたいに言い合った訳じゃないし、なんなら空人は一方的に『俺のせいだ』と引いた。
「気にかけてくれてありがとね」
「別に、いつも一緒に居たのに急に離れられたらこっちだって気になるから、」
「朱莉はやっぱり優しいなぁ」
私はまだ、空人が言った『俺のせいだ』という言葉が理解出来ていない。