うみに溺れる。


空人との関係に後ろ髪を引かれつつ、修学旅行の予定はどんどん進んでいった。

班別に京都の観光地を回って希望通りスイーツも食べられて楽しかった。


「あ〜〜、づがれだぁぁ〜〜」

「歩き過ぎて明日筋肉痛になりそう」

「ほんっと、ほんっっとにそれな!!」


ホテルの一室で朱莉は部屋に入るなりベッドにダイブした。

普段こういう所に住んでいないから何もかもが非日常的で私もアドレナリンが出まくっている。

窓からの景色も綺麗だ。


「てか、やっぱり2人部屋勝ち取って正解だったね」

「分かる!修学旅行ってより2人で旅行に来た気分だわ」


ホテルの部屋取り合戦は凄まじかった。
学生最後の修学旅行だった事から、皆この2人部屋を狙っていて最終的にじゃんけん勝負になった。


「誰のおかげですか〜〜??」

「はいはい、朱莉のおかげです。ありがとうございますー」


なんと奇跡の1発勝ち。
皆がチョキを出している中、朱莉だけがグーを出したのだった。


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