女嫌いな年下のおとこのこ
そんな中のとある日曜日、聖は瑞希とショッピングに来ていた。
瑞希に料理を習い以前よりも料理をするようになったので調理器具の買い足しと、古くなった諸々の買い替え。
あとは近頃朝晩に冷え込む日が出てきたので、ついでに秋服を購入する予定だ。
雑貨類に関しては完全に瑞希に任せ、言われるがままにカゴに入れたものを買った。
その後はレディース向けのショップの並ぶフロアまで向かい、瑞希は興味を示さないだろうと思っていたにも関わらず意外にもあれがいいこれがいいと口を挟んできた。
「お前似たような服ばっかだろ」
そう言って自分では選ばないようなデザインの服を当てがってくる。
瑞希の言う通り、服に無頓着な聖は通勤用にオフィスカジュアルな服しか持っていない。
それもシャツやブラウス、パンツばかりだ。
もう何年も彼氏の1人もいないので所謂勝負服などとは遠い昔に縁が切れていた。
それ故に瑞希が渡してくるような服を着るには、今の聖にとっては勇気が必要だった。