女嫌いな年下のおとこのこ



「そんでお前、いい加減例のガキとは話ついたんかよ」


長い脚を組んだまま片腕だけテーブルに乗せて凄む様はもはやそういう職業なのかと思いたくなる光景だ。


「ガキって…瑞希くんと3つしか変わらないよ。…まだだけど」
「何してんだこのノロマ」
「否定のしようもございません」


肩を落として言えば、すかさず瑞希の容赦ない言葉が突き刺してくる。


「どうせまたお人好し発動させてどっちつかずな態度取ってんじゃねえの」
「私なりにはっきり伝えてるんだけどね…でも同じ仕事してる以上、言葉には限度もあるし」
「お前本当にその好きな人って奴のこと好きなのかよ」
「好きだよ」


そうじゃなきゃあんなに良い子を無碍にするはずがない。

間髪入れずに断言すれば、瑞希はチッと舌を鳴らしてこれでもかと眉間に皺を寄せた。


「俺は応援なんかしねえぞ」


テメーで勝手にしやがれと視線を外して言う瑞希に聖はにこりと笑った。


「分かってるよ、これは私の問題だから」
「フン」
「…瑞希くんは?」
「あ?」
「いつも私の用事に付き合ってくれてるけど、瑞希くんは居ないの?好きな人」



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