女嫌いな年下のおとこのこ



「白河さん、お疲れ様です。モニターのセッティングは済んでます」
「ありがとう、じゃあ先方と繋いでくれる?」
「分かりました」


聖の担当は海外が多いため時差の関係でこう言ったことはままあった。

PCとタブレットを起動して今回の元凶になった資料を開き、画面の向こうに映った人物と軽く挨拶を交わして打ち合わせを始める。

先方からの要求を聞き多少揉めつつ可否を唱えているうちに2時間近く経過したところで折り合いがつき終了となった。

既に時刻は16時を過ぎていたのでそのまま休憩を挟む事なく資料の訂正や新しい見積書を作成し、もうこの際だと別の案件もサッと手をつけて怒涛の勢いでそれらをこなして一息ついたのが18時過ぎ。

目の奥に痛みを感じてこめかみを抑えていると、目の前に紙コップに注がれたコーヒーが置かれた。



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