【電子書籍化決定】改題/犬猿の仲の狼王子から、なぜか求愛されています!?(旧題/関係を終わらせる勢いで留学して数年後、犬猿の仲の狼王子がおかしいことになっている)
そのあともシェスティは会場内を回ったわけだが、彼とは交友がない令嬢友達の輪に入っても平然とシェスティのそばに立っているし、かなり浮きまくっていた。
留学前に仲良くさせてもらっていた夫人たちのほうにも顔を出したが、母と一緒に来ると思っていたようでひどく驚かれた。
「彼女は、俺のパートナーだ」
女性だけだが大丈夫かという感じで確認されるたび、カディオは当然だと言わんばかりの顰め面を返していた。
相手の夫人たちは、扇の内側であんぐりと口を開けていた。よく分からないと思ったのだろう。
シェスティだってそうだ。意味が分からない。
(レディたちを怯えさせて、どうするの)
これではまるで、シェスティのほうこそ空気が読めないみたいではないか。
どの女性たちからも『どうにかして』という視線を送られる。
だから結局、シェスティは「またあとでっ」と彼女たちに急ぎ言い、カディオの背中を押してそこを離れることになった。
留学前に仲良くさせてもらっていた夫人たちのほうにも顔を出したが、母と一緒に来ると思っていたようでひどく驚かれた。
「彼女は、俺のパートナーだ」
女性だけだが大丈夫かという感じで確認されるたび、カディオは当然だと言わんばかりの顰め面を返していた。
相手の夫人たちは、扇の内側であんぐりと口を開けていた。よく分からないと思ったのだろう。
シェスティだってそうだ。意味が分からない。
(レディたちを怯えさせて、どうするの)
これではまるで、シェスティのほうこそ空気が読めないみたいではないか。
どの女性たちからも『どうにかして』という視線を送られる。
だから結局、シェスティは「またあとでっ」と彼女たちに急ぎ言い、カディオの背中を押してそこを離れることになった。