【電子書籍化決定】改題/犬猿の仲の狼王子から、なぜか求愛されています!?(旧題/関係を終わらせる勢いで留学して数年後、犬猿の仲の狼王子がおかしいことになっている)
「……カディオ?」
「君は、あまりに男を、いや獣人族を知らなすぎる」
知っている。……つもりなのだが、シェスティは初めて見る彼を前に、思考は真っ白になってしまっていた。
なぜだが自分の顔まで熱くなっていくのを感じた。
彼に両手を握られている状況のせいだろうか。それとも、あまりの恥ずかしさに言葉がなかなか切り出せない、と言わんばかりに、全身を赤く染めているカディオのせいだろうか?
(どうして手をそんなふうに握っているの? なぜ、彼はこんなに真っ赤なの……!?)
シェスティは、激しく動揺しているのを自覚する。
「このままだと……」
長く感じる間を置いて、カディオがそう言った。
「こ、このままだと?」
「シ、」
「シ?」
「シェスティに時間をかけて、撫で撫でされたくなるだろうがっ」
彼がこんなに言葉に詰まるのを見たのは初めで、心配になった次の瞬間、突拍子のない言葉にシェスティは「うん!?」と、妙な相槌が口から飛び出た。
「君は、あまりに男を、いや獣人族を知らなすぎる」
知っている。……つもりなのだが、シェスティは初めて見る彼を前に、思考は真っ白になってしまっていた。
なぜだが自分の顔まで熱くなっていくのを感じた。
彼に両手を握られている状況のせいだろうか。それとも、あまりの恥ずかしさに言葉がなかなか切り出せない、と言わんばかりに、全身を赤く染めているカディオのせいだろうか?
(どうして手をそんなふうに握っているの? なぜ、彼はこんなに真っ赤なの……!?)
シェスティは、激しく動揺しているのを自覚する。
「このままだと……」
長く感じる間を置いて、カディオがそう言った。
「こ、このままだと?」
「シ、」
「シ?」
「シェスティに時間をかけて、撫で撫でされたくなるだろうがっ」
彼がこんなに言葉に詰まるのを見たのは初めで、心配になった次の瞬間、突拍子のない言葉にシェスティは「うん!?」と、妙な相槌が口から飛び出た。