【電子書籍化決定】改題/犬猿の仲の狼王子から、なぜか求愛されています!?(旧題/関係を終わらせる勢いで留学して数年後、犬猿の仲の狼王子がおかしいことになっている)
「ハッ。違う、なでなでもそうだが」
「撫で撫では事実なの!?」
いったい、彼はどうしてしまったのだろう。
「やっぱり体調が悪くて――」
「それは違うと言った」
「じゃあ、会場でのことや、今の理由はいったいなんなの?」
「寝室に君を入れるわけにはいかないんだ、シェスティを襲いたくてたまらなくなるからだよ!」
カディオの赤面が二割増しになった。
シェスティは、廊下に響いた衝撃的な告白に固まる。
「…………えぇと、襲う? まさか違うわよね。それって、あの、昔みたいに木刀で勝負しようと?」
「違う」
カディオが大きなため息を吐いた。
「そう考えてしまうのも、俺のせいなので仕方がないとは思う。あの頃の俺をぶっとばしたい……」
「え、え? つまり?」
「つまり、俺が言った『襲う』は、君が想像した『まさか』のほうだ」
シェスティは、自分の頭が理解を拒絶するのを感じた。
「シェスティ、ちゃんと聞いてほしい。俺は……君が、好きなんだ」
獣耳を動かし、忙しなく視線を泳がせたあと、彼は顰め面をしようとしてそれにも失敗したようなド赤面を晒したうえで――とても、小さい声で最後はそう言った。
「撫で撫では事実なの!?」
いったい、彼はどうしてしまったのだろう。
「やっぱり体調が悪くて――」
「それは違うと言った」
「じゃあ、会場でのことや、今の理由はいったいなんなの?」
「寝室に君を入れるわけにはいかないんだ、シェスティを襲いたくてたまらなくなるからだよ!」
カディオの赤面が二割増しになった。
シェスティは、廊下に響いた衝撃的な告白に固まる。
「…………えぇと、襲う? まさか違うわよね。それって、あの、昔みたいに木刀で勝負しようと?」
「違う」
カディオが大きなため息を吐いた。
「そう考えてしまうのも、俺のせいなので仕方がないとは思う。あの頃の俺をぶっとばしたい……」
「え、え? つまり?」
「つまり、俺が言った『襲う』は、君が想像した『まさか』のほうだ」
シェスティは、自分の頭が理解を拒絶するのを感じた。
「シェスティ、ちゃんと聞いてほしい。俺は……君が、好きなんだ」
獣耳を動かし、忙しなく視線を泳がせたあと、彼は顰め面をしようとしてそれにも失敗したようなド赤面を晒したうえで――とても、小さい声で最後はそう言った。