【電子書籍化決定】改題/犬猿の仲の狼王子から、なぜか求愛されています!?(旧題/関係を終わらせる勢いで留学して数年後、犬猿の仲の狼王子がおかしいことになっている)
起きたのは、誰かに身体を揺らされたからだ。
「んぅ、なあに……?」
目をこすりながらそちらに寝返りを打ってみると、しゃがんで顔を近付けている王妃がいた。
「きゃっ――」
「おめでとうシェスティ! あなたが私の娘になることが一歩近付いたわ! 嬉しいわね!」
「え?」
「さっ、好きなドレスを選んでね。ああ、カディオが準備していたものだけど、気持ち悪く思ったりしないで。貢ぎたくて仕方がないのは、求愛中の王家の男子の特徴だから」
「え、え?」
王妃が手を叩くと優秀な侍女たちが現れ、シェスティはまず浴室へと連行された。
彼女が言っていた『ドレス』に対面したのは、それからしばらくしたあとだ。専用のクローゼットルームが造られていて、シェスティは口元が引きつった。ドレスの数は実家を上回る。
「……これは、何?」
すると、言葉を待っていた侍女が「はい」と言う。
「あなた様が留学されて三年、こじらせにこじらせた殿下が、現在の年齢を妄想、いえ想像しながら作らせた最高級のドレスたちです」
「んぅ、なあに……?」
目をこすりながらそちらに寝返りを打ってみると、しゃがんで顔を近付けている王妃がいた。
「きゃっ――」
「おめでとうシェスティ! あなたが私の娘になることが一歩近付いたわ! 嬉しいわね!」
「え?」
「さっ、好きなドレスを選んでね。ああ、カディオが準備していたものだけど、気持ち悪く思ったりしないで。貢ぎたくて仕方がないのは、求愛中の王家の男子の特徴だから」
「え、え?」
王妃が手を叩くと優秀な侍女たちが現れ、シェスティはまず浴室へと連行された。
彼女が言っていた『ドレス』に対面したのは、それからしばらくしたあとだ。専用のクローゼットルームが造られていて、シェスティは口元が引きつった。ドレスの数は実家を上回る。
「……これは、何?」
すると、言葉を待っていた侍女が「はい」と言う。
「あなた様が留学されて三年、こじらせにこじらせた殿下が、現在の年齢を妄想、いえ想像しながら作らせた最高級のドレスたちです」