【電子書籍化決定】改題/犬猿の仲の狼王子から、なぜか求愛されています!?(旧題/関係を終わらせる勢いで留学して数年後、犬猿の仲の狼王子がおかしいことになっている)
「先にバラしておこうと思って。あとで彼のコレクションルームを知ったら、ドン引きするかもしれないし」
待っていたらしい王妃が、後ろから現れてそう言った。
「コレクショルーム……? なんの?」
「それは今聞かないほうがいいわよ。頭の整理だってしたいでしょ?」
「そうにっこり微笑まれると余計に気になります」
「カディオもまだバレたくないだろうし、私が教えたことは秘密にしていてね? たぶん彼、恥ずかしさのあまり引きこもるかもしれないから。そうなったら、執務も滞ってしまうわ」
それは、――大変だ。
シェスティは昨夜の彼の様子を思い返して、こくこくと頷く。
それからしばらく、王妃が「あれがいい」「これがいい」と、ファッションショーのようになってしまった。あまりにも遅いと思ったのか、様子を見に来た母が、呆れていた。
「あなたもそうとうですよ」
「やぁねティアレーゼ、私はずっと可愛い娘が欲しかったのよ? この子は飾り甲斐があるわ」
待っていたらしい王妃が、後ろから現れてそう言った。
「コレクショルーム……? なんの?」
「それは今聞かないほうがいいわよ。頭の整理だってしたいでしょ?」
「そうにっこり微笑まれると余計に気になります」
「カディオもまだバレたくないだろうし、私が教えたことは秘密にしていてね? たぶん彼、恥ずかしさのあまり引きこもるかもしれないから。そうなったら、執務も滞ってしまうわ」
それは、――大変だ。
シェスティは昨夜の彼の様子を思い返して、こくこくと頷く。
それからしばらく、王妃が「あれがいい」「これがいい」と、ファッションショーのようになってしまった。あまりにも遅いと思ったのか、様子を見に来た母が、呆れていた。
「あなたもそうとうですよ」
「やぁねティアレーゼ、私はずっと可愛い娘が欲しかったのよ? この子は飾り甲斐があるわ」