【電子書籍化決定】改題/犬猿の仲の狼王子から、なぜか求愛されています!?(旧題/関係を終わらせる勢いで留学して数年後、犬猿の仲の狼王子がおかしいことになっている)
そんな理由で昔からドレスやら装飾品やらこだわっていたらしい。ダンスの授業であらゆるドレスのデザインを王妃に着せられたのを思い出し、シェスティはおかしいと感じていたことは、正しかったらしいと納得した。
身支度が終わったあと、王妃と母と王族区の奥にある部屋に向かう。
そこには国王と父が紅茶輪飲んで待っていた。
どちらも若干、頭痛があるという表情だ。二日酔いだろう。カディオの姿はまだ見えない。
「おや、元気な夫人方の登場だ……」
「ほんとだ、シェスティ、おはよう」
そう挨拶の声をかけてきた父の笑顔も、しなびれたような元気のなさだ。
「お父様、どれだけ飲んだの?」
二人がこんなふうになるのは珍しい。
「いやぁ、お前の大絶叫に大笑いしていたら、酒が進んでな」
「んなっ」
シェスティは顔を赤らめた。
「しかもな、そのまま寝ていればいいのに、深夜に殿下が突入してきてなぁ」
「え!?」
「我が息子のカディオときたら、約束通り〝手は出さなかった〟らしいしな。今すぐ婚約したいと言ってきた。いや~、あの崩れた表情は愉快だった!」
国王が腹を押さえ手ゲラゲラ笑い、直後に「うっ」と顔色を悪くする。
身支度が終わったあと、王妃と母と王族区の奥にある部屋に向かう。
そこには国王と父が紅茶輪飲んで待っていた。
どちらも若干、頭痛があるという表情だ。二日酔いだろう。カディオの姿はまだ見えない。
「おや、元気な夫人方の登場だ……」
「ほんとだ、シェスティ、おはよう」
そう挨拶の声をかけてきた父の笑顔も、しなびれたような元気のなさだ。
「お父様、どれだけ飲んだの?」
二人がこんなふうになるのは珍しい。
「いやぁ、お前の大絶叫に大笑いしていたら、酒が進んでな」
「んなっ」
シェスティは顔を赤らめた。
「しかもな、そのまま寝ていればいいのに、深夜に殿下が突入してきてなぁ」
「え!?」
「我が息子のカディオときたら、約束通り〝手は出さなかった〟らしいしな。今すぐ婚約したいと言ってきた。いや~、あの崩れた表情は愉快だった!」
国王が腹を押さえ手ゲラゲラ笑い、直後に「うっ」と顔色を悪くする。