ファンは恋をしないのです
「…これは参ったねぇ、三澄。」
「うるさい!」
「えっ、あっ…す、すみません!一気にこんなに語るなんて気持ち悪いですよね!すみません、本当に!あの、悪意は全くありませんので…すみません!」
焦った里依は平謝りだ。慌てたのは真っ赤な顔をしたままの三澄だった。
「あっ、違う違う!気持ち悪いとかじゃなくて…純粋に照れた、ごめんなさい。自分で要求したくせに、そんなに真っすぐな返事が返ってくるとは思わなくて。」
「あの、…だ、大丈夫でしたか、私の感想…。」
「大丈夫もなにも、嬉しいです。ありがとうございます。」
「いえっ!感想を言うくらいしか能がないかもしれません!すみません!」
二言目には謝ってしまう。そんな様子の里依を見て、二階堂は持っていたハイボールを飲み干してから笑った。
「はー…面白いね、二人とも。真面目過ぎるファンと、照れまくる三澄。普段飄々としてる三澄がこんなになるの、初めて見た。いーもん見れたわ。」
「二階堂…お前なぁ。」
「…だって、普通は本人に会う=イベントなんですよ。私たちがチケットを買ったり、抽選に当たったりしないとこういうことはできないんです。お二人はそういう存在です。」
里依は真剣に二階堂を見つめて言った。それを受けて、二階堂は枝豆に手を伸ばしながら答える。
「まぁ基本はそうかもしれないけどさ。でも出会っちゃったしね、実際。前に二人の会話を聞いて、意図的にここを飲む場に選んでる事実もあったにはあったけど。」
「やっぱり前の話、聞いてたんですね。」
「あん時も三澄、まあまあ照れてたか。初めてじゃなかったかも。」
「掘り返さなくていいからほんと!」
「里依も普段はもっと冷静というか穏やかな感じですけど、ライブの感想とかイベントのストーリーとか語るときだけさっきみたいにになります。」
「怜花!余計なこと言わなくていいから!」
怜花がさらに余計なことを言わないか冷や冷やしながら、とにかくジョッキを空けるべく、里依はごくごくと飲み干していく。
「いい飲みっぷり~!」
「里依、全然酔わない子なんで。」
「だから!そういうどうでもいい情報は言わなくていいの!」
「うるさい!」
「えっ、あっ…す、すみません!一気にこんなに語るなんて気持ち悪いですよね!すみません、本当に!あの、悪意は全くありませんので…すみません!」
焦った里依は平謝りだ。慌てたのは真っ赤な顔をしたままの三澄だった。
「あっ、違う違う!気持ち悪いとかじゃなくて…純粋に照れた、ごめんなさい。自分で要求したくせに、そんなに真っすぐな返事が返ってくるとは思わなくて。」
「あの、…だ、大丈夫でしたか、私の感想…。」
「大丈夫もなにも、嬉しいです。ありがとうございます。」
「いえっ!感想を言うくらいしか能がないかもしれません!すみません!」
二言目には謝ってしまう。そんな様子の里依を見て、二階堂は持っていたハイボールを飲み干してから笑った。
「はー…面白いね、二人とも。真面目過ぎるファンと、照れまくる三澄。普段飄々としてる三澄がこんなになるの、初めて見た。いーもん見れたわ。」
「二階堂…お前なぁ。」
「…だって、普通は本人に会う=イベントなんですよ。私たちがチケットを買ったり、抽選に当たったりしないとこういうことはできないんです。お二人はそういう存在です。」
里依は真剣に二階堂を見つめて言った。それを受けて、二階堂は枝豆に手を伸ばしながら答える。
「まぁ基本はそうかもしれないけどさ。でも出会っちゃったしね、実際。前に二人の会話を聞いて、意図的にここを飲む場に選んでる事実もあったにはあったけど。」
「やっぱり前の話、聞いてたんですね。」
「あん時も三澄、まあまあ照れてたか。初めてじゃなかったかも。」
「掘り返さなくていいからほんと!」
「里依も普段はもっと冷静というか穏やかな感じですけど、ライブの感想とかイベントのストーリーとか語るときだけさっきみたいにになります。」
「怜花!余計なこと言わなくていいから!」
怜花がさらに余計なことを言わないか冷や冷やしながら、とにかくジョッキを空けるべく、里依はごくごくと飲み干していく。
「いい飲みっぷり~!」
「里依、全然酔わない子なんで。」
「だから!そういうどうでもいい情報は言わなくていいの!」