孤高なパイロットはウブな偽り妻を溺愛攻略中~ニセ婚夫婦!?~


「遥さんっ?」


 黙って片方ずつパンプスを脱がせて玄関に落とすと、そのまま真っ直ぐリビングに入り、奥の寝室へと向かっていく。

 私をベッドに横たわらせた遥さんはスーツのジャケットを脱ぎ捨てた。

 放り出した手に、遥さんの指が絡む。

 耳の横でベッドに縫い付けられるようにして繋がれた。

 近づいた遥さんの瞳の中に自分を見つけ、鼓動は高鳴りを増すばかり。

 彼の目に私が映る不思議に思いを巡らせている間も与えず、情熱的に唇が塞がれる。

 油断したように開いていた唇から、熱い舌が入り込む。

 あっという間に舌を絡み取られて吸い上げられ、ビックリして繋いだ手をぎゅっと握り返していた。


「真白……」


 普段とは違った甘い声で呼ばれるだけで、体の芯がきゅんと震える。

 キスを終えた遥さんは耳たぶを甘噛みし、知らずに甘い声を上げた私をクスッと笑った。

 遥さんがプレゼントしてくれたワンピースは、彼の手によって簡単に脱がされていく。

 恥ずかしいと思うより前に、遥さんは私の胸元に口づけキスの雨を降らせる。


「遥さん、あっ……」


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