孤高なパイロットはウブな偽り妻を溺愛攻略中~ニセ婚夫婦!?~


 宮崎さんのことだ。

 この間、困っていたところ突然高坂機長が間に入ってくれたことを思い返す。

 あの時はただただ驚きしかなかったけれど……。そのことを言っていたのだ。


「というか、彼は元カレか? それとも追っかけかなにかか」

「昔、少しお付き合いした人です」

「それなら尚更ちょうどいいだろう。俺も同じだ。親との関係もあって面倒な部分はあるが、俺が結婚相手は自分で決めると言えば問題ない」

「あっ、あの、ちょっと待ってください」


 とりあえず一旦話を止めようと声を上げる。

 話が飛躍しすぎて付いていけていないし、なにより相談する相手を間違えてしまっている。


「先日は、助けていただいて助かりました。あの、でも、今の話はまったく理解ができないです。高坂機長とは、こうしてお話すること自体二度目ですし」

「まぁそうだな。こんなところで立ち話もなんだから」


 高坂機長はそう言いながらスどこからともなくマートフォンを取り出す。


「オフ日に一度外で会おう。話はその時じっくりしたい」

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