極愛〜狙われたら最後〜
とは言え俺も正直やばかった。
なんとか抑えたが、極上過ぎたわ。
眠る雫にチュッとキスをする。

気持ちが通ったらどうなるか想像もつかないな。
そんな日は来るのだろうか。

風呂から上がり雫をベッドに寝かせる。

そしてZに連絡をした。

『ついにですか?』

「ああ。結婚する」

『結婚!? Sは承諾を?』

さすがのZもこれには驚いたようだ。

「ああ。明日にでも届けを出して引っ越しさせる」

『ははは! それはそれは。今後はどうしますか?』

「アイツは任務の一環で承諾した」

『なるほど。そういう事でしたか…。わかりました。ではこのまま潜入する様にでも言っておきますか』

「ああ」

そう言って電話を切る。

なんだこの虚しさは。
自分で言っときながらどうしようもない虚無感に苛まれる。

俺は一体何をしたいのかと。
これから何をすれば良いのかと。

雫の心はどこにあるのだと。

それでもそばに置いておきたいと思う俺はたぶん狂ってる。
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