極愛〜狙われたら最後〜
そしてドライヤーが終わった雫と入れ違うように俺も風呂場へ向かう。

ん?

俺は雫の手を取る。

怪我してる。

聞けば紙で切っただけと言って、指についた濡れた絆創膏を雑に剥がして傷口を見せる雫。

嘘じゃないみたいだ。

一瞬俺の知らないところでまた任務にでも出て怪我でもしたのかと思った。

ゆっくりと久しぶりに風呂に浸かる。

気づくといつの間にか寝てしまっていた。

クソ。
もうこんな時間かよ。

さすがに雫は寝ちまったよな…。
抱きたかったけど…

今日は我慢するか。

そんな事を思いながらそっと寝室を開けると、雫は寝ていたみたいだが俺の気配で起きたようだ。

起こしちまったか。

そっとベッドに入って、雫の頭の下に腕を入れて後ろから抱きしめる。

落ち着く…。

組でゴタついていた話をすると意外にも労う言葉が返ってきた。
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