極愛〜狙われたら最後〜
するとその時ちょうど娘が涙ぐみながらやってきた。

「それじゃ。そこの変態女、どうにかしろ。目障りだ」

俺はそう言って女を見下ろす。

「え…」

「真麻お前なんて事をしてくれたんだ! 若の部屋を覗くだなんて!」

川口は娘を殴った。

「私そんな事!」

「俺のを妻が咥えているところ見てたろ。その後も窓際でたっぷり可愛がるところを。どうだった? よかったか? 大サービスしてやっただろ?」

俺は倒れ込む女の髪を掴み顔を持ち上げる。

「テメェ、何がしてぇんだ?」

「私は…若を…お慕い申しています…」

吐き気がする。
この期に及んでそんな事を。

俺はパッと掴んだ髪を離した。

その時組員が俺に耳打ちをしてきた。

「この女姐さんにも先程突っかかっていたようです」

は?

「連れてけ」

「承知」

組員に連行される女はまだ抵抗して親父に助けを叫ぶ。
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