極愛〜狙われたら最後〜
そして病室へと入ると龍臣は一人でベッドから身体を起こし、窓の外を見ているようだった。

でもその目には包帯が巻かれていた。
そして頭にも。

「誰だ」

聞いたこともないような冷たい声。
私は将臣さんを見て首を横に振る。

「将臣だ」

「ああ。お前か…」

「ああ」

「なぜ女を連れてきた」

責めるような口調で冷たく言い放つ龍臣。
え?
どうやら見えていないのに気配で気付いたようだ。

「兄貴…」

「今は女なんていらねぇ。すぐに出せ」

「いや、さっきも話しした通り、兄貴には奥さんが…」

「俺に嫁はいねぇ! 出せって言ってんだろ!」

龍臣はドスの効いた声で怒鳴った。
私は何も言わずに将臣さん見て合図する。

とりあえず出ようと。

「わ、わかった…」


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