極愛〜狙われたら最後〜
そして身体をなぞられ胸を鷲掴みするように揉みしだかれる。
力も強い。
荒々しい。

いつもと違う…
私ではない誰かを抱いてる。

そう思った途端涙が出そうになるもグッと堪えた。

「クソっ…」

そう言いながら加速する律動に天を仰いでしまう。
声も出せないこの状況に呼吸の逃げ道はなく、余計にそれが苦しい。

そして体勢を変えて四つん這いにされると後ろから一気に腰を沈める龍臣。

本当にキスも前戯もなにもない…

「くっ…」

そして龍臣はひたすら私に腰を打ちつけ絶頂を迎えた。

余韻もそこそこに引き抜かれ、ゴムを外し手際よく口を結んでポイっと投げつけられた。

こんの野郎。

この扱いは随分と酷いわね。

よっぽどぶん殴ってやろうかと思ったけど堪える。

「お前、名前は」

雫と言ったら嫁だとバレる。
嫁じゃないから抱いたんだから。

「あ、雨(あめ)」

おいおい。
もっと他に何かあったでしょうよ。

「また呼ぶ」

どうやらお気に召したようで。

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