極愛〜狙われたら最後〜
部屋から出ると組員と半沢が少し離れた所で待っていた。

「だ、大丈夫すか?」

思ったよりは普通だった。

「ええ。大丈夫。名前を聞かれたから雨って答えた」

「そ、そすか…」

「また呼ぶって」

すると半沢は目を大きく開けた。

「姐さん。若は、遊びの女は二度と同じ女は抱かない」

「そう…」

それじゃもう雨としては呼ばれないかもね。
毎回名前考えなきゃなわけ?

「次もまた別な女を呼ぶ事があれば私に言って」

「姐さんはそれでいいんですか?」

「は?」

私は思わず睨んでしまう。

「いえ。なんでも…。わかりました」

そう言って半沢は頭を下げた。

当たり前でしょ。
誰が他の女なんて抱かせるもんですか。

数日が経ち家で夜ごはんをとっていれば半沢に連絡が入り、電話を切った半沢が話しかけてきた。

「姐さん…。その、若が…。あ、雨を呼べと…」

「2度目はないんじゃなかったの?」

「俺の記憶ではそうだったんすけど…大丈夫そうですか?」

「わかった」
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