極愛〜狙われたら最後〜
すると将臣さんが眉をひそめて部屋から出てきて、私を見ると驚いた顔をする。

まさか聞かれていたとは思わなかったんだろう。

「雫さん…」

「大丈夫。離婚なんてしない」

そしてドアに手をかけると、眉を下げて将臣さんはその場から離れた。

そして中に入る。

「雨か」

「ええ」

「来い」

まだ龍臣の目の包帯は取れていない。
頭は少し前に外されていた。

私はいつものように服を脱いで裸になると側まで近づく。

スッと手が伸ばされ私はそこに手を乗せると、引き寄せられベッドの上に乗せられた。

「雨はいくつだ」

え?
初めて話しかけられた。

「26…」

「そうか」

そう言って、私の顔に手を伸ばし顔の作りを確認するように一つずつなぞられる。
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