極愛〜狙われたら最後〜
「お前も…美人だよなきっと…。まだ見れないのが惜しい」

そう話す龍臣は眉間にシワを寄せた。

そしてベッドへ連れて行かれその日もどこかもどかしい距離感の中優しく抱かれた。

「明日も来れそうか?」

いつもは聞かないのに…
よりによって…

「明日は無理なの」

「そうか」

その声があまりにも残念そうで、私は我慢できずにキスをしてしまった。

「これで我慢して」

龍臣は特に何も言わず無反応。
キスを意識してたのは私だけ?

「それじゃ」

明日の任務に失敗すれば二度と会えない。
それでも私は最後にこうして、雫だろうが雨だろうが側にいられただけで悔いはない。

「雨」

すると歩き出そうとした私の手を取り引き寄せられまたベッドに戻されると、頭の後ろに手が周り熱いキスが振り落とされた。

「んっ…」

龍臣のキスは以前と同じだった。
そしてそっと唇が離れた。

「泣いてるのか?」




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