極愛〜狙われたら最後〜
「聞いてると思うが、別れてくれ」

「嫌です」

クソっ。
声まで似て聞こえる。

「わかってると思うが俺はお前を愛してない」

「それでも構いません」

「なら俺が他の女を抱いてても同じ事が言えるか?」

「……離婚はしない」

雫はそう言って、何を思ったのか俺にキスをしてきた。

クソっ…
何をっ…

そして俺が押しのければ逃げるように部屋から出て行った。

残されたベッドで雫が残したキスの感触に、何故か雨とのキスを思い出した。

なんなんだよ。

俺と雫の間に、何があんだよ…

グシャッと髪を掴んだ。

そして翌日。
ついに俺の目の包帯が外された。

一気に光が入ってきて目が開けられない。

そっと下を向いたまま、ゆっくりと目を開ける。

ぼやーっとしている。

「おい。まだ視界が悪いぞ」

俺は医者を睨む。

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