極愛〜狙われたら最後〜
そのくらい、記憶がない間俺は雫を蔑ろにしていたのに…

「俺…約束破った…」

「私をだいぶ蔑ろにしたわね」

そう言って笑う雫。

「わかってる。わかってるから」

そして俺を慰めるように頭を撫でられる。

「雫っ…愛してる」

「私もよ、龍臣。愛してる。おかえり」

雫は俺の上に乗ってきてキスをする。

愛おしくてたまらない。
俺はきっと何度でもコイツに恋をしてしまう。

そしてハッとする。

「怪我は!? これはどうした!」

そして容赦なく傷口をえぐってしまった事への後悔にさいなまれる。

「悪い。怪我してるのに…手荒な事を…」

あたふたと柄にもなく焦る俺。

「だ、大丈夫だから! 落ち着いて!」

「ああ…」

雫に顔を押さえられる。
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