極愛〜狙われたら最後〜
「雫は今何歳だ?」

「26」

「おお。なんだ意外と若いじゃないか」

んなっ!?
意外と若いって失礼ね。

無視して外の景色を見る。

「結婚や子供は? 考えてない?」

なんでそんな事聞くのよ。

「結婚はともかく子供は無理ね。できない身体なの私」

こうして身体を使うようになって検査したら産まれつき非常にできにくい身体だと言われた。
限りなくゼロに近いと。

「そうか」

彼は特に驚く様子もなく返事をした。

「雫。俺と結婚しないか」

は?

「フリでいい。お前の目的はどうせ俺の女になって始末する事だろ?」

「何言ってるかわかってるの?」

「わかってる。見合いだなんだって迷惑してるんだ。ちょうどいいじゃないか」

「それだけの理由で?」

「他に何かあるか? 俺の嫁のフリを頼める奴なんて他にいない」

「私が殺れないと思ってるんでしょ」

「ククククっ、いつでも受けて立つよ。黙って殺られる気はないがな」
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