極愛〜狙われたら最後〜
「妊娠してたのか!?」

「うるせぇな。そう言ってんだろ? とにかく術後は妊娠中だし、しばらく入院して安静にしてろ」

「嘘だろ…」

「んな驚くこたねぇだろ。結婚してんだしよ。どうせ馬鹿みたいにやってんだろ?」

中谷はそう言って俺に煙をかける。

「るせぇな」

「まず、手術は成功したから。早く酒飲ませてくれ」

そう言ってさっさと行ってしまった。

雫の腹の中に俺の子が…?

俺は咄嗟に口を覆う。

やべぇ。
こんな大変な時に不謹慎だろうが、嬉しくて飛び上がりそうだ。

「兄貴!」

すると将臣が到着して駆け寄ってきた。

「将臣!」

俺は年甲斐もなく弟の将臣に飛びつく。

「ちょっ! やめろっ! 気持ち悪りぃな!」

んだよ。
昔は兄ちゃん兄ちゃんって抱きついてきてたろうが。

「手術、成功したって」

俺は離れて報告する。

「そっか…。良かった…」

ドサっと椅子に座る将臣。
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