極愛〜狙われたら最後〜
「ふふふ」

龍臣を見ると子供たちの頭を愛おしそうに撫でて見下ろしている。

その顔は慈愛に満ちていて、それでいて父親としての顔がまた素敵でつい見惚れてしまう。

「寝たな」

子供たちを見ながら微笑む龍臣。

「そうだね」

二人でそっとベッドの両脇から下りて、布団を掛け直しパチンと部屋の電気を消して部屋から出た。

私たちはだいたいこんな感じで寝かしつけをしてる。

するとリビングで私の携帯がなっている。
もしや…

「もしもし」

『行けそうか?』

龍臣をチラッと見ればムスッとしてる。

「いや…行けるっちゃ行けるけど…」

すると電話をひょいっと龍臣に取られた。

「Z、今日は無理だ。雫を朝まで抱く約束してるんでな」

「ちょっと!」

そして電話越しからZの笑い声が聞こえてくる。

「それじゃな」

そう言って、龍臣は電話を切ってしまった。
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