極愛〜狙われたら最後〜
そして彼より一足先にベッドへ入る。

私はいつも向かって左側。
彼からしたら右側か。

そしてアラームをセットして左を向いて目を閉じた。

うとうとし始めた頃彼が寝室へ静かに入ってきた気配がしてそっと目を開ける。

「わりい。起こしたか?」

私は首だけ横に振る。

「やっと落ち着いた…」

そう言って隣に横になると私を後ろから抱きしめてきた。

「今度、組で大きな集会がある。その時お前を紹介する」

やっと出番ね。

「わかった」

「寂しかったか?」

は?

私はコクっと頷いて見せる。
全く寂しさなんてなかったけど。

「ごめんな。ゴタついてて。もう落ち着いたから、ここにも帰って来れる」

へぇ。
気にしてたんだ。
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