【更新】護国の聖女でしたが別人にされて追放されたので、隣国で第二の人生はじめます!
「慣れればどうということもない。ほら、呼んでみろ」
「はい……リックさま」
慣れない呼び方が気恥ずかしいし、許されてはいても不敬な気もして身を縮こませると、ルードリックは口角を少し上げた。
「ところで戻りが遅かったな。なにかあったのか?」
後半の問いかけはマリービクスに向けられている。幼児姿であってもルードリックの威厳は身をすくませるけれど、マリービクスは臆することもなく淡々と答えた。
「はい、戻る途中で問題が起こりました」
「そうか……部屋で詳しく聞こう」
部屋に戻ってルシータの件を話すと、ルードリックから陛下に報告することとなった。
その場で解呪の力が作用したのを伝えなかったことは褒められた。エリアナの解呪方法がトップシークレットなのが理由のひとつだ。
もうひとつは解呪の対象が妃候補だったこと。皇妃選定は国事で高位の家が関わっているため、慎重に処理しなければならない。
『腹痛』解呪の件をどうするのか判断したり対処するのは陛下の仕事だとルードリックは言い切り、エリアナはホッと胸をなでおろした。
「はい……リックさま」
慣れない呼び方が気恥ずかしいし、許されてはいても不敬な気もして身を縮こませると、ルードリックは口角を少し上げた。
「ところで戻りが遅かったな。なにかあったのか?」
後半の問いかけはマリービクスに向けられている。幼児姿であってもルードリックの威厳は身をすくませるけれど、マリービクスは臆することもなく淡々と答えた。
「はい、戻る途中で問題が起こりました」
「そうか……部屋で詳しく聞こう」
部屋に戻ってルシータの件を話すと、ルードリックから陛下に報告することとなった。
その場で解呪の力が作用したのを伝えなかったことは褒められた。エリアナの解呪方法がトップシークレットなのが理由のひとつだ。
もうひとつは解呪の対象が妃候補だったこと。皇妃選定は国事で高位の家が関わっているため、慎重に処理しなければならない。
『腹痛』解呪の件をどうするのか判断したり対処するのは陛下の仕事だとルードリックは言い切り、エリアナはホッと胸をなでおろした。