蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
「悠里、明日は午後出勤だよな?」

私が頷いたのを確認するとそのまま彼に抱きかかえられベッドルームへ連れて行かれそうになる。

「待って、私仕事してきて……シャワー浴びてもいい?」

「悠里は俺の忍耐を試してる?」

そう笑うと方向を変え、バスルームに連れて行ってくれた。でもあっという間に迎えに来られ、バスタオルに包まれたままベッドへと運ばれてしまった。彼がこんなに甘いなんて想像もしなかった。仕事の時とのギャップが大きくて何度もそう思ってしまう。

「かわいいな」

そう言いながら私の全身を彼の手が入ったりきたりし始める。その手は時々イタズラをするように私の敏感なところを掠めている。その度に体を捩らせている。もどかしくて私は彼の背に手を回した。

「もう意地悪しないで」

彼の耳元でそう呟くと、彼がビクンとなるのがわかった。今までよりも私に触れる手に力が入る。胸を持ち上げ、尖り始めた頂きを口にすると転がし始める。

あぁん……んっ

彼が私の弱いところを何度も責めてくるたび腰が浮いてしまう。こうして何度も彼と夜を明かしてもたとえようのない感情が湧き上がってくる。抱かれていると私の深いところが疼き、もどかしくなる。こんな感情は今まで感じたことがない。言葉にはできない感情に戸惑うが、彼に全てを捧げてもいいと言い切れるくらい彼に強烈に惹かれている。ぎゅっと抱きつき彼と私の温度が同じになるように祈った。

「悠里、愛してる」

彼は私が抱きつくと、もっとと言わんばかりに彼も私を抱きしめ返してくれる。そんな彼の態度が私を安心させてくれた。もう不安になる必要はないのだと教えてくれているようだった。
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