蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
「結城さんは彼女とかいるんですか?」

彼女たちはここぞとばかりに聞きたいことを次々と質問し、プライベートなところまでどんどんと踏み込んでいってしまう。けれど結城さんは慣れたもので、さらりと会話をかわしていく。

「内緒。でも結婚願望はあるかな。いつかは、の話だけどね」

「そうなんですねぇ。やっぱり家で待っていてくれる人は欲しいですよね。料理とかして待っていてくれたら嬉しいですよね」

彼女たちは自分の食事をするのも忘れ目の前に座る結城さんに前のめりになっている。その間に私は黙々と食事を食べ、席を立つ。

「すみません、お先に失礼します」

3人に挨拶をするとトレイをもち立ち上がった。そのタイミングで結城さんもあっという間に食べ終わったらしく、立ち上がる。

「ごちそうさまでした。一緒に食べれて楽しかったです。それじゃあ、お先に失礼します」

そう声をかけると彼女たちの目はさらに結城さんに釘付けになっていた。
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