蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
『はい、そこを右に曲がって赤いところに入って』

5分くらいしか歩かずにすぐに到着した。もう少しかかったのかもしれないが話していたら本当にすぐだった。
お店の入り口に立つとすぐに中から店員さんがやって来て扉を開けてくれた。一歩足を出そうとしたところですぐに後ろから声が聞こえてきた。

「予約した桐生です」

「わぁ!」

先ほどまで話していたとは言え、こんな近くにいるとは思わず驚いて声が出てしまった。

「お待ちしておりました」

何事もなかったようにスマートに店内に案内されると奥の個室に案内された。大きな窓からは夜景が見えるとても素敵な部屋で見入ってしまった。

「どうぞ」

椅子を引き待っている彼に申し訳なく、促されるままに着席した。
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