蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
「慌ただしいな」

桐生さんはなんだかとてもリラックスしているようにも見えたが、先ほどまでとは違い少し表情が固くなったように思った。

「もういっぱい飲むか?」

私は首を振ると、桐生さんもそれに頷いた。

「明日は休みだろう? もう少し時間いいか?」

私のシフトを見たから明日は休みだと知っているのだろう。確か桐生さんも明日は休みだった。だからふたりとも飲めると思ったのだ。
でも今日はもうこのまま帰ろうかな、と思いそう伝えようとすると彼に手を握られた。私の手を包みこむような大きな手に、私は胸の奥が締め付けられた。鼓動も早くなり苦しくなる。

「少しだけ歩かないか?」

私はこくりと頷いた。
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