蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
「誓って何もない。本当に君以外何もないんだ」

「そうですか。でも私は自信がないんです。あんなふうに綺麗な人があなたの周りにはたくさんいる。魅力的な人だってたくさんいるでしょう。私はそんな中にいるあなたを繋ぎ止める自信がないんです」

「そんなのは俺にあるからいい。俺が悠里ちゃんと一緒にいたいんだ。絶対に裏切らないと約束する。付き合うのが不安だったら結婚しよう」

結婚?
まさか、とは思うが彼の表情は真剣そのもの、本気で言っているのではないかと思ってしまう。
付き合ってもいないのに結婚だなんてどうかしている。

「私も桐生さんが好きでした。パイロットだからではなく、一個人のあなたに惹かれました」

「だったら……」

「でもパイロットはあなたの天職でしょう。それも含めて桐生さんでしょう。パイロットの桐生さんは私にはものすごく遠い存在でした。こんなに近づけたのがむしろ夢のようでした」

私は彼を見上げると、困ったような表情を浮かべていた。

「俺は君が好きだよ。でもこの仕事に誇りを持っているから辞めたいと思わない。でも君のことも諦める選択肢はない」

どういうこと?
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