ハイスぺ年下救命医は強がりママを一途に追いかけ手放さない
真優紀の保育園は、新居の最寄り駅近くに見つかった。以前の園より小さいところで、預かりの子どもは未満児や一歳児が多い。間もなく二歳で幼児に差し掛かる真優紀には、いろんなお友達と遊んでほしい。同級生の数が多い公立園にも希望を出し、空き待ちをしながら通わせている。
私は職場に結婚を伝え、通名は今まで通り武藤で通すことにした。
「月子先輩、本名は円城寺月子になったんですね。なんか格好いい」
ランチタイム、桜田さんがしみじみと言う。彼女にはあれこれ本当にお世話になったので、結婚が決まったときには真っ先に報告していた。
「いまだに変な感じ。真優紀も今まで『武藤真優紀ちゃん』って呼ばれて『はい』って返事してたでしょ。だから、今の園で『円城寺真優紀ちゃん』って呼ばれて変な顔をしてたよ」
「お子さんは順応性高いですし、苗字を意識することも少ないから、あっという間に慣れちゃいそうですよね。あ、でも」
桜田さんがサンドイッチを飲み込んで言った。
「真優紀ちゃん、お習字のときに自分の名前を書くのが大変そうですね。苗字と名前で六文字」
桜田さんの言葉に私は笑った。
「本当だ。画数多いし、バランスも書くスペースも難しいかも。これは将来、真優紀に恨まれそうだわ」
「画数は多くても、ドラマの主人公みたいに格好いい名前なんで許してもらいましょう。それにこのお顔」
桜田さんは私のスマホ画面を見つめて、写真の真優紀を指し示す。真優紀と和馬の写真を壁紙にしているのだ。
「両親のいいところを全部もらったような美人さん。真優紀ちゃん、月子先輩似だと思ってましたけど、円城寺先生と並ぶと先生にもよく似てますね」
「美人……になるかはわからないけど、最近ぐっと和馬に似てきたなあって思うよ」
「先が楽しみ~。成長記録を追いたいので定期的に写真を見せてくださいね」
桜田さんがコアなファンみたいなことを言うので、私はまた笑ってしまった。
私は職場に結婚を伝え、通名は今まで通り武藤で通すことにした。
「月子先輩、本名は円城寺月子になったんですね。なんか格好いい」
ランチタイム、桜田さんがしみじみと言う。彼女にはあれこれ本当にお世話になったので、結婚が決まったときには真っ先に報告していた。
「いまだに変な感じ。真優紀も今まで『武藤真優紀ちゃん』って呼ばれて『はい』って返事してたでしょ。だから、今の園で『円城寺真優紀ちゃん』って呼ばれて変な顔をしてたよ」
「お子さんは順応性高いですし、苗字を意識することも少ないから、あっという間に慣れちゃいそうですよね。あ、でも」
桜田さんがサンドイッチを飲み込んで言った。
「真優紀ちゃん、お習字のときに自分の名前を書くのが大変そうですね。苗字と名前で六文字」
桜田さんの言葉に私は笑った。
「本当だ。画数多いし、バランスも書くスペースも難しいかも。これは将来、真優紀に恨まれそうだわ」
「画数は多くても、ドラマの主人公みたいに格好いい名前なんで許してもらいましょう。それにこのお顔」
桜田さんは私のスマホ画面を見つめて、写真の真優紀を指し示す。真優紀と和馬の写真を壁紙にしているのだ。
「両親のいいところを全部もらったような美人さん。真優紀ちゃん、月子先輩似だと思ってましたけど、円城寺先生と並ぶと先生にもよく似てますね」
「美人……になるかはわからないけど、最近ぐっと和馬に似てきたなあって思うよ」
「先が楽しみ~。成長記録を追いたいので定期的に写真を見せてくださいね」
桜田さんがコアなファンみたいなことを言うので、私はまた笑ってしまった。